「大吟醸酒」とは?

大吟醸酒とは特定名称酒の一つで、精米歩合50%以下の白米を使用し、醸造アルコールの使用量が10%以下で、吟醸造りを行った清酒のことです。

吟醸酒と比べてより多くお米を磨いているので、さらに雑味の少なく、さらりと澄んだ味わいのお酒が多いです。
香りもより一層華やかになります。

大吟醸酒と純米大吟醸酒の違いは?比較してみた!

特定名称使用原料精米歩合こうじ米使用割合香味等の要件
大吟醸酒
(だいぎんじょうしゅ)

米こうじ
醸造アルコール
50%以下15%以上吟醸造り、固有の香味、色沢が特に良好
純米大吟醸酒
(じゅんまいだいぎんじょうしゅ)

米こうじ
50%以下15%以上吟醸造り、固有の香味、色沢が特に良好
※農産物検査法によって、3等級以上のお米を使用していること
※白米の重量に対する醸造アルコール添加量が10%以下であること

大吟醸酒(だいぎんじょうしゅ)とは特定名称酒の一つで、精米歩合50%以下の白米を使用し、醸造アルコールの使用量が10%以下で、吟醸造りを行った清酒のことです。

吟醸酒と比べてより多くお米を磨いているので、さらに雑味の少なく、さらりと澄んだ味わいのお酒が多いです。
香りもより一層華やかになります。

純米大吟醸酒(じゅんまいだいぎんじょうしゅ)とは特定名称酒の一つで、精米歩合50%以下の白米を使用し、醸造アルコールを一切使用しない、吟醸造りを行った清酒のことです。

大吟醸酒の飲み方!あなたの好みはどれ?

大吟醸酒は他の日本酒と比べて香りが大きなポイントになります。
より香りが特徴となるように造られた吟醸系のお酒のことを「ハナ吟醸」と呼びます。華やかな香りとさっぱりした味わいが特徴です。
また、吟醸系のお酒の中でも、香りは控えめながら濃醇な味わいを持つものを「味吟醸」と呼ぶこともあります。

吟醸酒を初めて飲む方は約10~15℃がおすすめの温度です。

冷やして飲む

10℃前後まで冷やして飲むと香りが落ち着き、スッキリとした味わいが楽しめます。余韻は短めでさらりとした口当たりです。

常温で飲む

20℃前後の常温では香り・味わいが滑らかでお酒本来の味わいが楽しめます。冷酒と比べて甘みが増し、味わいにふくらみやコクを感じられるようになります。余韻も冷酒と比べて長めです。

ぬる燗で飲む

30~40℃前後のぬる燗の場合は、日本酒の持つ豊かな香味を感じ取れます。香りが特徴のハナ吟醸タイプの場合、甘味よりも酸味が強くなります。お米の持つ特徴を強く感じることができますが、若干の生臭さやアルコール感が出てきます。
味吟醸タイプの場合、コクのある調和の取れた味わいが広がり余韻も長く感じられます。

ロックで飲む

氷によって温度が適度に下がり、スッキリまろやかな味わいになります。氷が溶けることでアルコール度数も下がり飲みやすくなります。味の強いお酒や香りの強いお酒、日本酒を飲み慣れていない方などにおすすめ。

大吟醸酒に合う料理5つ!おすすめのおつまみ

大吟醸酒は、フルーティーな香りとさわやかな味わいが特徴です。そのため、濃い味付けの料理とは相性が良くありません。
素材の味付けを生かしたあっさりとした味付けの料理と合わせるのがおすすめです。

合う料理

  • お刺身
  • 板わさ
  • カルパッチョ
  • 魚の塩焼き
  • 天ぷら(山菜など)

合わない料理

  • 餃子
  • キムチ鍋
  • グラタン
  • 麻婆豆腐
  • 焼き鳥(タレ)

大吟醸の賞味期限は?開栓前と開栓後には違いがあります。

大吟醸酒に賞味期限はありません。理由として、比較的度数の高いアルコールが含まれていることが挙げられます。
アルコールの殺菌作用により、未開封の状態であれば腐敗のおそれがほとんどありません。そのため、食品表示法により賞味期限の表示が免除されています。

ラベルに表示された日付は『製造年月』になります。賞味期限の代わりに製造年月の表示が義務付けられているためです。
この製造年月とはお酒が絞られた日付を示すのではなく、濾過や火入れなどの工程ののち、パック詰めや瓶詰めされた日付を指しています。

大吟醸酒の場合、開栓前であれば製造年月から10カ月程度までそれほど味わいの変化のない状態で楽しめます。
大吟醸酒は紫外線や温度変化に弱いため、日光や照明に当たらない涼しい場所に保管してください。新聞紙で瓶をくるんであげるのがおすすめです。冷蔵庫で保管する場合、庫内の照明を落としてあげるとより効果的です。

開栓後も同様に冷暗所で保存します。開栓後のお酒は酸化が進むため、香りや味わいに変化なく楽しめる期間は開栓から約3日ほどです。少なくとも1週間程度で飲みきるのが望ましいです。

火入れ(低温加熱殺菌)をしていない生酒の場合は開栓前/開栓後に限らずできるだけ早めに飲み切ってください。

また、開栓前/開栓後に限らず酒瓶を寝かせてしまうと、お酒が空気に触れる面積が大きくなってしまうほか、容器のキャップが痛む可能性もあるので、酒瓶は立てて保存してください。

大吟醸酒の精米歩合には基準があります。基準をクリアしないと大吟醸ではない?

特定名称使用原料精米歩合こうじ米使用割合香味等の要件
大吟醸酒
(だいぎんじょうしゅ)

米こうじ
醸造アルコール
50%以下15%以上吟醸造り、固有の香味、色沢が特に良好
※農産物検査法によって、3等級以上のお米を使用していること
※白米の重量に対する醸造アルコール添加量が10%以下であること

大吟醸酒の精米歩合は50%以下と定められています。基準をクリアしていないと大吟醸酒は名乗れません。

大吟醸酒のおすすめはこちら!今年のランキングを紹介します

Posted by 新潟の地酒