日本酒の温度帯とは?
日本酒は、非常に幅広い温度帯で楽しめる、世界的に見ても珍しいお酒です。
温度によって、「燗酒」「冷酒」「冷や」と、大きく3つの呼び方で分けられます。
「冷や」というと、冷たいものを想像するかもしれませんが、日本酒において「冷や」とは常温の状態のことをいいます。
冷蔵庫がなかった時代の日本酒の飲み方は、燗を付けて飲むか、そのまま常温で飲むかの二択しかありませんでした。
そのため、お燗したものよりも温度の低いお酒を「冷や」と呼ぶようになったようです。
最近では「冷酒」のことを「冷や」と呼ぶ人も増えてきていますが、飲食店などでは常温のお酒のことを指して使われることが多くなっています。
また、日本酒はその温度によってさらに細かく分類できます。
「雪冷え」 5℃
「花冷え」 10℃
「涼冷え」 15℃
「冷や」 20℃
「日向燗」 30℃
「人肌燗」 35℃
「ぬる燗」 40℃
「上燗」 45℃
「熱燗」 50℃
「飛び切り燗」 55℃