田原酒造 新潟県糸魚川市

田原酒造の概要

田原酒造株式会社は、新潟県糸魚川市の酒蔵です。

代表的な銘柄は『雪鶴ゆきつる』です。

田原酒造の歴史

明治30年創業

雪鶴とは

雪の原野を優雅に舞う鶴をイメージして、『雪鶴(ゆきつる)』と命名。

命名したのは新潟財務局鑑定官の田中哲郎氏。
戦前戦後と新潟県の日本酒業界を指導し、「新潟銘酒の父」と呼ばれた人物。

「研醸会」を設立して、国税局を退官後も県内16社の酒造りに関わり、酒造りには厳格すぎるほどの姿勢で臨むことを求め、杜氏たちを震え上がらせたと言い伝えられております。

研醸会とは、1953年(昭和28年)に田中哲郎氏が立ち上げました。

当時は程度の低い酒でも、悪くても安い酒を売ろうという状況だったようで、その状況に異を唱えた田中氏により、研醸会では吟醸酒(大吟醸酒)の製造に磨きを掛けていったと言われれております。

研醸会に参加した酒蔵は

・朝日酒造 「久保田」
・石本酒造 「越乃寒梅」
・八海酒造 「八海山」
・青木酒造 「鶴齢」
・猪又酒造 「月不見の池」
・田原酒造 「雪鶴」

などが名を連ねております。

雪国の綺麗なお酒を前提に、口当たり柔らかく酔い覚め爽快、体に優しい『雪鶴(ゆきつる)』の原型は、この時代に形作られました。

保湿保温効果抜群の麹室

昭和初期建造の麹室は壁厚1メートル、天井や床と共に籾殻がぎっしり詰められております。
籾殻は保温性に優れ、断熱材として優秀です。
熱源は電熱器ひとつで、30℃台を維持できます。

水にこだわる「天然湧水仕込み」

雪鶴に使われる仕込み水は、頸城駒ヶ岳(くびきこまがたけ)山麓の天然湧水。
湧水の里 西海谷市野々(にしうみだにいちのの)の湿原には、きめ細かく柔らかな水が湧いております。
雪鶴はこの天然湧水を使用しております。

田原酒造のアクセスと駐車場

JR北陸本線「糸魚川駅」から徒歩で20分
北陸自動車道「糸魚川IC」から車で10分

【駐車場】
普通車:あり

田原酒造の住所と電話番号

田原酒造株式会社

〒941-0051
新潟県糸魚川市押上1-1-25

TEL:0255-52-0109
FAX:0255-52-2189

田原酒造の見学

酒蔵見学は実施しておりません。

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Posted by 新潟の地酒